中学入試は算数で決まる!家庭で教えるのが最も難しい教科
中学受験は「国語/算数/理科/社会」の4科目を勉強しますが、この中で最も特殊な科目が「算数」です。
塾が最も時間を割く科目は算数であり、個別指導や家庭教師で最もニーズが高いのも算数です。
これはひとえに「受験算数」の特殊性にあります。
“小学生が勉強するから、小学校の内容が少し難しくなった程度だろう”と軽く考えがちですが、実際は
- 1.小学校で勉強しない内容が大多数を占める
- 小学校の内容と共通するのは全体の2割程度
(参考)受験算数分野一覧 受験算数分野一覧をダウンロードする >> - 2.内容が高度
- 高校入試、大学入試と同じ問題が出題されることもある
- 3.方程式は使わない
- 本質を理解した立式、線分図や面積図などの利用
となっています。
よって、
は全く別科目だとお考えください。
中学入試と算数
「中学入試は算数で決まる」といわれますが、この理由については以下の5つが挙げられます。
1.必須科目である
2.配点が高い
3.合格者と受験者の得点差が最も大きい
4.特殊である
5.取り組みの差が出やすい
ただし、算数の問題が非常に難しい年は、算数の得意な子と不得意な子の差がつかず、他の科目の出来が合否の決め手となります。
詳しくは代表・安浪の著書「中学受験、算数の成績が上がらない理由」をご参照下さい。
受験算数の構造
受験算数は様々な要素が絡み合い、かつ重層構造となっています。
計算力がなくてはどの分野の問題も解けず、基礎力がなくては応用問題は解けません。
また、入試では分野の垣根を越えた複合問題が出題される場合も多く、受験算数を構築する1つのピースの欠けが致命傷につながることもあります。
そのため、解く側も教える側も、受験算数の全体像を把握しておくことが大切です。
アートオブエデュケーションは、受験算数の構造を以下のように捉え、この構造に則った指導をしています。
計算力について
計算力は一朝一夕では身につきません。毎日、計算問題を「単に解くだけ」でも、計算力は向上しません。
アートオブエデュケーションの考える計算力とは
「正確さ」
「速さ」
「スマートさ」
の3つが揃った状態であり、このためには
①計算のルール
②基礎体力(暗記力・暗算力)
を身につけ、さらに
③間違えやすいポイント
④自分のミスパターン
を知ることが大切です。
塾では、4~5年生の授業内で計算の基本を数回扱います。その後、計算は日々の宿題として出されるものの、一人一人がどこでつまずいているのかまでは把握されません。
計算力を向上させるためには、正しく効率の良い方法で取り組むことが大切です。
この手法を実際に親子で経験して頂く場として、算数カフェを定期開催しています。